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低血糖
糖尿病の治療を行なっている時に注意すべきものに、低血糖という状態があります。この低血糖については、命にも関わるのことなので十分理解しておく必要があると思います。
糖尿病とはそもそも高血糖が続く病気であるために、それを下げるために投薬やインスリンの注射などの治療が行われます。ただ、この糖尿病薬やインスリンの注射が多すぎる場合、もしくは効きすぎる場合に低血糖という状態になるのです。
特にインスリンを注射している人と、糖尿病薬のスルホニル尿素剤を服用している人に関しては、低血糖には十分に注意することが必要です。
低血糖となってしまう原因には、薬やインスリンの量が多すぎた場合や、食べる量すなわち糖質の量が少なすぎた場合、アルコールを飲みすぎた場合、空腹時に運動しすぎた場合などが主なものとして考えられますが、これらを調整するのはとても難しいことです。
特に低血糖の症状が出たときには、すでに危険な状態にあるということですので、自分に起こる低血糖の症状というものを覚えておくことが大切なのです。
低血糖の症状には、冷や汗や手の震え、失神やパニック、そして昏睡状態になることがあります。血糖値が60mg/dL以下で冷や汗や手の震えような低血糖の症状が出始め、そのまま放置して30mg/dL以下になると昏睡状態になるといわれています。
このような低血糖の症状が出たらすぐに糖質を10g〜15gほど摂り、10分ほど様子を見てそれでも回復しないようなら追加摂取した方が良いでしょう。
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